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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業11-鬼北町-(平成28年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第3章 人々のくらしと交通

 予土線は、昭和49年(1974年)に窪江線の開業と同時に従来の宇和島線と併せて開業された鬼北(きほく)町内を走る唯一の鉄道路線であり、地域住民の身近な公共交通機関として現在も利用されている。一方、かつては多くの人々が利用した日吉営業所を拠点とする国鉄バス南予線の各路線は、平成9年(1997年)の営業所廃止に伴って廃止され、一部の路線のみが民間のバス会社に引き継がれた。
 本章では、地域の主要な交通であったバス事業や鉄道事業に従事した人々の、時代の移り変わりとともにあったくらしや思いの一端について明らかにした。