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えひめ、人とモノの流れ(平成19年度)

第3章 モノの流れ

 本章では戦後から平成にかけて、県内各地域におけるモノの流通経路や交易などの実態を探りそれにかかわる人々の思いや生活を明らかにしようと試みた。第1節では大洲(おおず)市肱川(ひじかわ)地区の木材と今治(いまばり)市のタオルを取り上げ、その運送手段の変化やそれにかかわった人々の思いを探った。第2節では東温(とうおん)市重信(しげのぶ)地区と西宇和(にしうわ)郡伊方(いかた)町三崎(みさき)地区を取り上げ、交通やモノの集散状況を調べ、町の機能や変貌を探った。第3節では上浮穴(かみうけな)郡久万高原(くまこうげん)町美川(みかわ)地区と越智(おち)郡上島(かみしま)町魚島(うおしま)地区を取り上げ、遠隔地における物資の輸送や情報の伝達の変化を探った。