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えひめ、女性の生活誌(平成20年度)

第2節 まちの女性たち

 本節では、まちに住み、工業、商業、サービス業等で職場を支えてきた女性の労働と生活の変遷について探った。
 昭和25年に女子就業者の61.4%を占めていた第1次産業従事者は、高度経済成長期に急激に減少する。一方で第2次産業、第3次産業従事者は急激に増加した。昭和25年に13.1%であった第2次産業従事者は、昭和45年には23.9%に、第3次産業従事者は25.4%から47.7%へと増加した。好況の下で労働力需要が増大し、製造業における技能工、生産工に加えて、事務、販売などの仕事に従事する女性が増えた。その過程で、女性の労働や生活は大きく変化した。