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えひめ、女性の生活誌(平成20年度)

3 水道を作る

 四国中央市川滝町下山(しもやま)は、川之江(かわのえ)から阿波(あわ)(徳島県)へ向かう街道筋にある県境の集落である(写真3-2-6参照)。徳島県側の佐野(さの)と結びつきが深く、県境を越えて当地へ嫁入りしてきた人も多い。山間の傾斜地に家屋が点在し、標高差があるため、上水道の配水は困難であった。
 川滝町下山の中組(なかぐみ)では、昭和50年(1975年)3月に簡易水道が完成した。この簡易水道を整備するにあたっては、地元の女性でつくる「槇(まき)の木生活改善グループ」の活躍が特筆される。簡易水道の整備について、四国中央市川滝町下山在住の**さん(昭和7年生まれ)、**さん(昭和5年生まれ)、**さん(昭和12年生まれ)にお話を聞いた。


写真3-2-6 川滝町下山中組の景観

写真3-2-6 川滝町下山中組の景観

四国中央市川滝町。平成20年8月撮影