データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成7年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅰ 大山祇神社と島のくらし
■目 的
数々の歴史伝承や国宝が伝わる大山祇神社に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、大三島の生活文化の特色を多角的に考察しながら、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。
■内 容
□開催日 平成7年8月25日(金)
□場 所 大三島町コミュニティーセンター
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~大山祇神社と島のくらし~
□主 催 愛媛県生涯学習センター
大三島町教育委員会
□日 程
12 : 30~13 : 00 受 付
13 : 00~13 : 10 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・大三島町教育委員会)
13 : 10~14 : 10 対談講演
県外講師:佐竹 昭(広島大学総合科学部助教授)
県内講師:山内 譲(県総合教育センター教諭)
14 : 10~14 : 20 休 憩
14 : 20~16 : 00 ワークショップ〔地元の方々4人(組)の発表と討論〕
コーディネーター:山内 譲(県総合教育センター教諭)
地元発表者:三島 喜徳(大山祇神社宮司)
木村三千人(歴史研究家)
大内 一仁(一人相撲(力士)後継者、大三島中学3年生)
多和 勇貴(一人相撲(行司)後継者、大三島中学3年生)
藤原 幸子(旅館経営)
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇佐竹 昭(広島大学総合科学部助教授、広島県東広島市在住)
日本史専攻で、倉橋島をはじめ島しょ部の歴史に詳しい。「神様」と庶民の生活についても造詣が深い。
□対談講演・コーディネーター
〇山内 譲(県総合教育センター教諭、重信町在住)
教鞭を執る傍ら、県史編纂にも携わるなど、県内全般の歴史研究に詳しい。特に、中世史の分野で優れた研究が多い。
著書:「弓削島荘の歴史」他
□ワークショップ(地元発表者)
〇三島 喜徳(大山祇神社宮司)
大山祇神社権宮司を経て現職。国宝をはじめ貴重な文化財の保存に力を注いでおり、その由来に詳しい。
〇木村三千人(歴史研究家)
地元大三島の歴史をはじめ、島しょ部一帯の研究を永く続けている。島にくらす人々の文化の掘り起こしにも力を注いで
いる。
著書:「海道の絵馬」「芋地蔵巡礼」
〇大内 一仁(一人相撲(力士)後継者、大三島中学3年生)
10年近く後継者が途絶えていた、大山祇神社奉納一人相撲の後継者(力士)。中学校でもリーダー的な存在である。
〇多和 勇貴(一人相撲(行司)後継者、大三島中学3年生)
10年近く後継者が途絶えていた、大山祇神社奉納一人相撲の後継者(行司)。中学校でもリーダー的な存在である。
〇藤原 幸子(旅館経営)
大山祇神社の門前町で旅館を営む傍ら、まちおこしにも力を注いでいる。時代の流れに伴う参拝客の変遷などを肌で感じ
取っている。