データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅴ ~平成9年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅰ 水軍文化の里・みやくぼ
■目 的
能島水軍の根拠地として古くから栄えた宮窪の文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、橋で結ばれていく宮窪の生活文化の特色を多角的に考察するとともに、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛ける。
■内 容
□開催日 平成9年9月13日(土)
□場 所 宮窪町石文化伝承館
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~水軍文化の里・みやくぼ~
□主 催 愛媛県生涯学習センター(宮窪町教育委員会)
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・宮窪町教育委員会)
13 : 40~14 : 40 対談講演
県外講師:森本 繁(実証歴史作家)
県内講師:久葉 裕可(新居浜市立別子銅山記念図書館司書)
14 : 40~14 : 50 休 憩
14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人の発表と討論〕
コーディネーター:久葉 裕可(新居浜市立別子銅山記念図書館司書)
地元発表者:赤松 利夫(宮窪町文化財保護審議会委員)
岡田 絹枝(早川婦人会会長)
小田 浩成(石材店経営)
矢野 久志(宮窪町観光協会会長)
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇森本 繁(実証歴史作家、広島県福山市在住)
瀬戸内水軍の歴史を調査・検証し、それらを題材に史実にもとづいた歴史作品を精力的に書いている。
著書:「歴史紀行・瀬戸内水軍」「毛利元就」「村上水軍のすべて」他
□県内講師・コーディネーター
〇久葉 裕可(新居浜市立別子銅山記念図書館司書、新居浜市在住)
県内の中世の歴史研究で優れた業績をあげ、宮窪町誌の編纂にもかかわった。河野氏についても詳しい。
著書:「源平内乱期における河野氏」「伊予国の新居浜について」他
□ワークショップ(地元発表者)
〇赤松 利夫(宮窪町文化財保護審議会委員)
宮窪町誌の編纂に携わり、町内の歴史や文化の調査・研究をしており詳しい。また、文化財の保護にも尽力している。
〇岡田 絹枝(早川婦人会会長)
地域の婦人会活動のリーダーとして活躍すると共に、石彫サークルにも参加し地域の活性化に取り組んでいる。
〇小田 浩成(石材店経営)
石材振興に積極的に取り組んでおり、採石のみならず加工技術に力をいれ、新しい大島石に目を向けている。
〇矢野 久志(宮窪町観光協会会長)
宮窪町の観光振興に大きく携わっており、水軍レースなどを企画運営するなど町の活性化に積極的に関与している。