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わがふるさとと愛媛学Ⅴ ~平成9年度 愛媛学セミナー集録~

◇私の郷土、宮窪

 私の住む郷土宮窪町は、瀬戸内海の中心部にあり、周囲を碧(あお)い海に囲まれて三郷の産業から成り立っております。まず農業は過疎化に伴い、衰退しております。また、水産業は、島しょ部随一の設備を誇っておりますが、漁場関係について近年問題となっております。石材業は150年の歴史を持ち、宮窪で産出される良質の花崗岩(かこうがん)は高級墓石の素材、日本を代表する銘石として全国的に知られております。
 私もこの郷土に嫁いで28年になります。人口4,000人余り、その半数以上が女性ですが、その組織も婦人会、JA女性部、商工会婦人部、漁業婦人部、改善グループ、愛育班などに分かれておりまして、人数が限られております関係で、各組織に重複されている方が多いようです。ではこれから、宮窪町の女性組織の活動の様子を写真を使って、御報告したいと思います。