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わがふるさとと愛媛学Ⅵ ~平成10年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅱ 街道が結ぶ川内のくらし

■目 的
 金毘羅街道に代表される歴史の道の宿場町として栄えた川内の歴史や文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、道の変化によって大きく変わろうとしている川内町のくらしについて考察しながら、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成10年9月12日(土)
 □場 所 川内町中央公民館
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~街道が結ぶ川内のくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      川内町教育委員会
 □日 程
  13 : 00~13 : 30 受 付
  13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・川内町教育委員会)
  13 : 40~14 : 40 対談講演
            県外講師:小山 靖憲(和歌山大学名誉教授)
            県内講師:高市 俊次(県立松山東高等学校教諭)
  14 : 40~14 : 50 休 憩
  14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人の発表と討論〕
            コーディネーター:高市 俊次(県立松山東高等学校教諭)
               地元発表者:酒井  孝(川内町文化財保護審議委員会会長)
                     名越 保一(川内町老人クラブ連合会副会長)
                     山本アツ子(川内町婦人会会長)
                     越智 俊充(川内町桜花塾塾頭)

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇小山 靖憲(和歌山大学名誉教授、大阪府豊中市在住)
   熊野参詣道を調査・研究し、熊野信仰の特質を復元的に解明しようとしている。各地の歴史の道の保存・整備にも提言を
  している。
   著者:「中世村落と荘園絵図」「中世寺社と荘園制」他

 □県内講師・コーディネーター
  〇高市 俊次(県立松山市高等学校教諭、砥部町在住)
   県下の人物を題材に小説を書いたり、地域雑誌に文章を載せるなど文筆活動を積極的に行っており、県下の文化的風土に
  詳しい。
   著者:「花評者石山瓢壺の夢」他

 □ワークショツプ(地元発表者)
  〇酒井  孝(川内町文化財保護審議委員会会長)
   川内町の歴史・文化全般にわたって調査・研究をしており詳しい。また、他の町村の町村史編纂にもかかわるなど、幅広
  く調査・研究活動を行っている。
  〇名越 保一(川内町老人クラブ連合会副会長)
   宿場町としてにぎわいが残っていた川上地区に生まれ育ち、川上の大正・昭和・平成の移り変わりをよく知る生き字引的
  存在である。
  〇山本アツ子(川内町婦人会会長)
   積極的な婦人会活動を推進すると共に、地域に潤いを持たすため、道路の空所を利用した花づくり及びゴミの減量など、
  環境にやさしい生活改善に取り組んでいる。
  〇越智 俊充(川内町桜花塾塾頭)
   町内を走る旧街道などに花や木々を植えたり、道の保全活動に積極的に参加している。また、町のイベント等にも関与す
  るなど、街道をいかした町づくりにもかかわっている。