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えひめ、昭和の街かど-生活を支えたあの店、あの仕事-(平成21年度)

はじめに

 この報告書は、平成21年度のえひめ地域学調査研究活動の成果をとりまとめたものです。
 愛媛県教育委員会生涯学習課では、ふるさと愛媛をよく知り愛することを基本テーマとして、人々のくらしや文化、産業など様々な角度から、「えひめ地域学」の調査研究に取り組んでいます。
 今年度は「昭和の街かど」に焦点を当て、主に戦後から昭和30・40年代の高度経済成長期を対象に、愛媛県内各地の街かどを中心とした人々の仕事と生活について調査研究しました。
 今回は特に県内各地の街かどで地域住民の生活を支えてきた鍛冶屋や銭湯などの職業や、鉱山鉄道、水族館などの施設にかかわった人々の仕事と生活を掘り下げるとともに、地域住民と協力して昭和30年ころの街かどを紙上に復元し、人々のくらしや地域社会がどのように変化してきたのかを探ろうとしました。
 調査研究にあたっては、対象地域を幅広く、また、学際的に取り上げましたので、統一性や掘り下げが不十分な点もあるかと思いますが、様々な場で本書をご活用いただければ幸いです。
 終わりになりましたが、今回の調査研究にご協力いただいた皆様方に改めて厚くお礼を申し上げます。

 平成22年3月

                                愛媛県教育委員会生涯学習課