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愛媛の景観(平成8年度)

第1節 ふるさとの山

 心のやすらぎを与えてくれた山、自然のきびしさを教えてくれた山。本節では、そうしたふるさとの山に焦点を当て、それとかかわってきた人々のくらしぶりや生きざまを通して、景観としての山の姿をとらえようと試みた。
 「1 そびえたつ峰-石鎚山-」では、愛媛を代表する山、石鎚山(*2)を取り上げ、それに魅せられた人々と山とのかかわりを探るとともに、麓に住み、山を仰ぎ見ながらくらし続けてきた人々の姿を通して、石鎚山への深い思いを探ってみた。
 「2 なだらかな山-大野ケ原-」では、四国カルストの一画、大野ケ原を取り上げ、そこを開拓し、きびしい自然と闘いながら生きてきた人々のくらしに焦点を当て、山と人とのかかわりを探ってみた。


*2:聞き取りの中では、単に「石鎚」、「お山」などとよばれることが多かったので、本節では、表記は原則として話し手の
  表現に従うことにした。

図表1-1-1 石鎚山と大野ヶ原

図表1-1-1 石鎚山と大野ヶ原