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愛媛の景観(平成8年度)

第2節 伊予灘から大空へ

 本節では、愛媛県唯一の空港所在地である吉田浜(よしだはま)(松山市)と、その南に連なる西垣生(にしはぶ)町(松山市)の海岸部周辺とに調査地を限定し、その景観の変ぼうと人々のくらしぶりの変化のかかわりを明らかにしようとした。
 「1 移り変わる浜」では、昭和初期から太平洋戦争終結までを時間の区切りとし、砂丘上での甘蔗(かんしょ)(サトウキビ)栽培の様子や、吉田浜が松山海軍航空隊の滑走路へと姿を変えていく有り様と、それに伴う地域の人々のくらしぶりの変化を探った。
 「2 臨空ものがたり」では、工業地帯の建設と松山空港の整備・拡張を中心に、戦後の吉田浜周辺の景観の変ぼうを追った。