露峰の通称ジヨシと呼ばれる。人家からかなり離れたところに「厄よけのカツラ」と呼ばれる木がある。 周囲五・二㍍、高さ約三〇㍍、樹齢約三〇〇年と推定される。根もとは大きな一株だが、途中から三つの又になっている。 昔、神も仏も救うことのできない大厄を、この木が救ってくれるというので、厄よけのカツラの名がついたといわれる。特に女性の三三歳の厄よけには、効能が大きかったという。人知れず、そっとお参りに来て、厄よけを祈願する人も多かったことであろう。