データベース『えひめの記憶』
久万町誌
3 農地委員会の誕生
農地改革関係法令の整備にともない改革事業は実施の段階に入った。その第一歩は、農地委員の選挙である。誕生した委員会が改革遂行の中核体であり、実施主体となり実践主体として発足したものである。
一、第一回選挙 昭和二一年一二月二〇日
農地委員会の構成は階層代表制をとった。
一号 小 作 層 五名
二号 地 主 層 三名
三号 自 作 層 二名
久万町農地委員会の氏名は次のとおりである。
二、第二回選挙 昭和二四年八月一八日
一号 小 作 層 二名
二号 地 主 層 二名
三号 自 作 層 六名
久万町農地委員会の氏名は次のとおりである。
農地委員会発足以来六年、これまでに改革の基幹部分をなす農地の買収、売渡事務はほとんど九割方終了したが、なお買収もれ農地の残存、農地の異動統制・潰廃の統制・賃借権の解除・解約等耕作権の保護調整・小作料の統制・小作契約の文書化・対価の徴収・支払い・登記事務など処理しなければならない事務が相当量に残った。