減反の申し子はトマトだけではない。ピーマンもその一つである。ピーマンも嫌地性の作物で、金肥(化学肥料)だけで生産していたら、その生産力は次第に減退していったであろう。バーク堆肥や厩肥のおかげで、年々生産高が向上し、その売上げ額は二億円に達しようとしている。 国の産地指定と、生産者の肥培管理のよさが、ここまで高めていったものである。